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ソデムン刑務所歴史館
ほんもん りょう-いき
ソデムン刑務所歴史館
- ソウル市ソデムン区ウィジュロ247(ヒョンジョドン101番地)に位置するソデムン刑務所は、大韓帝国末期に日本の強制により建てられた。その後の80年間、韓国の激動期であった近現代において、受難と民族の悲しみを示す歴史の現場であり、韓国民族の抗日独立運動に対する日本の代表的な弾圧機関であった。
- 1908年
- 1908年10月21日、キョンソン(京城)監獄という名称で開設された。その後、日本に国権を奪われたことに抵抗する韓国民族の独立運動が全国で激しさを増すと、日本は数多くの愛国の志士を検挙・投獄した。収容人数が増えると、マポ区コンドクドン(孔徳洞)に刑務所をさらに建設した。そのため、1912年9月3日にはソデムン監獄と改称された。
- 1923年
- 1923年5月5日には「ソデムン刑務所」に再び改称され、1945年8月15日に植民地支配から解放されるまで、多くの愛国の志士が投獄され、処刑されるか拷問を受けて獄死するなど、悪名高き刑務所であった。1945年11月21日にソウル刑務所へ、1961年12月23日にソウル矯導所へ、1967年7月7日にソウル拘置所へと改称された。1987年11月15日にソウル拘置所がキョンギド・ウィワン(義王)市へと移転されると、名称の変化だけでなく数多くの受難の歴史をも持つ当施設は、1992年8月15日に「ソデムン独立公園」として開園された。
- 1987年
- 1987年にキョンギド・ウィワン市へ移転された時の獄舎は計15棟だったが、現在はその歴史性と保存価値を考慮し、獄舎7棟と死刑場、保安課庁舎を原型のまま保存している。このうち、獄舎3棟(第10、11、12獄舎)と死刑場は1988年2月20日に史跡第324号に指定された。
- 1995年
- ソデムン区は、1995年よりソデムン独立公園史跡に対する聖域化事業を開始した。祖国の独立のために日本の侵略に抵抗して投獄され、厳しい拷問と弾圧により殉国した愛国の志士たちを記念し、後裔に韓国民族の自主・独立精神を知ってもらうための生きた歴史教育の場所として活用するためにリニューアルし、1998年11月5日に「ソデムン刑務所歴史館」を開館した。
- ※ 連絡先:ソデムン区都市管理公団(☎02-360-8582)